彼氏がいてもひとりえっちするのは普通?調査でわかるパートナーとの関係

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「付き合っている人がいるのに、ひとりでしてしまう」。関係に不満はないのに、「本当は満たされていないのかも」と後ろめたさを感じる方は少なくありません。

海外の大規模な調査を見ると、女性の場合はパートナーとのセックスが多い人ほど、ひとりえっち(セルフプレジャー)の頻度も高い傾向が報告されています。ひとりの時間は、ふたりの時間の「代わり」とは限らないようです。

この記事でわかること

  • パートナーがいる女性のひとりえっちについて、海外の調査でわかっていること
  • 「物足りないサイン」と決めつけなくていい理由と、気をつけたいケース
  • ひとりの時間を、ふたりの関係に活かす考え方と伝え方

ひとりえっちそのものへの恥ずかしさや罪悪感については「ひとりえっちするのは変?恥ずかしさや罪悪感を感じる理由」で、回数の目安は「ひとりえっちの頻度はどのくらい?「しすぎ」が気になる女性へ」で解説しています。この記事では「彼氏・パートナーがいるとき」に絞ってお話しします。

パートナーがいる女性もひとりえっちをしている?海外の調査データ

アメリカ:男女約1.6万人のデータ

2017年に発表された研究では、アメリカの18〜60歳の男性7,648人・女性8,090人のデータを使い、セルフプレジャーとセックスの頻度の関係が分析されました。男性では「セックスが少ない人ほどセルフプレジャーが多い」という補う形の関係が見られた一方、女性では反対に「セックスが多い人ほどセルフプレジャーも多い」という関係が見られました(Regnerus et al., 2017)。

ただし研究者は、この関係はどちらも強いものではなく、本人が今の性生活に満足しているかどうかで変わるとも述べています。

ノルウェー:18〜89歳の4,160人

2022年のノルウェーの研究では、回答者を「セルフプレジャーの多い・少ない」と「性生活に満足・不満」の組み合わせで分類しました。女性にも、セルフプレジャーが多く、なおかつ性生活に満足しているグループがありました。また、性生活への不満とより強く結びついていたのは、セルフプレジャーの回数ではなく、性に関する悩みの深さや、自分の体・性器に対する否定的なイメージだったと報告されています(Fischer & Træen, 2022)。女性ではここでも、セックスとセルフプレジャーが並んで増えるパターンが見られました。

「物足りないサイン」と決めつけなくていい理由

パートナーがいる女性のひとりえっちについて、海外の調査でわかったことと、気になったときの4つの見方をまとめた図解

2つの調査からは、パートナーがいる女性のひとりえっちは珍しくなく、それ自体が「関係に満足していない証拠」とはいえないことがわかります。ひとりの時間とふたりの時間を、別のものとして両方持っている人がいるのです。

反対の傾向を示した調査もある

一方、2,215人の女性が回答したオンライン調査では、セルフプレジャーの頻度が高い人ほどパートナーへの満足度が低いという結果も出ています(Rowland et al., 2020)。ふたりの間で満たされない気持ちを、ひとりの時間で埋めている人もいると考えられます。

どの研究も関係を示したもので、どちらが原因かまではわかっていません。「ひとりえっち=うまくいっていない」とも「まったく問題ない」とも言い切れず、大切なのは自分の気持ちの中身です。

ひとりの時間をふたりの関係に活かす考え方

回数ではなく「満足しているか」を基準にする

調査でも、カギになっていたのは回数より満足感でした。パートナーとの時間にも、ひとりの時間にも、それぞれ心地よさを感じられていれば、どちらが多いかを気にする必要はありません。

自分の「好き」を知っておく

ひとりの時間に、どんな触れ方や強さが心地よいかを知っておくと、パートナーにも「こうしてほしい」と具体的に伝えやすくなります。言葉にしにくいことほど、まず自分が知っていることが助けになります。

彼に話すかどうかは自分で選ぶ

ひとりえっちのことを、パートナーに報告する決まりはありません。話したくなったときは、「あなたとの時間が足りないからではなく、自分のリラックスの時間」と添えると、相手も受け取りやすくなります。ふたりで使えるアイテムの話から入るのも、ひとつの方法です。

「逃げ場所」になっていたら、ふたりの話をする

ひとりの時間が、パートナーとのさびしさや不満から目をそらす場所になっていると感じたら、関係そのものについて話す時間をつくってみましょう。罪悪感や不安が強くつらいとき、悩みが長く続くときは、カウンセラーや婦人科に相談するのも自然な選択です。

ひとりの時間にも、ふたりの時間にも使えるアイテム

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はじめてアイテムを選ぶ方は、「失敗しない女性向けプレジャーグッズの選び方」も参考にしてください。

よくある質問

Q. 彼がひとりでしていると知って、ショックを受けました。

A. アメリカの調査では、男性のセルフプレジャーはセックスが少ないときに増える傾向がありましたが、その関係は弱く、満足度によっても変わると報告されています。あなたに魅力がないという意味ではありません。気になるときは、責めるのではなく、ふたりの時間について話すきっかけにしてみてください。

Q. 結婚していても、ひとりえっちをするのはおかしいですか?

A. 調査はパートナーの有無や婚姻状況を問わず行われており、関係を持ちながらセルフプレジャーをする人は珍しくありません。続けるかどうかは、自分の気持ちを基準に決めてかまいません。

Q. ひとりのほうが気持ちいいと感じるのは、問題でしょうか?

A. 自分のペースや好みに合わせやすいため、そう感じる人もいます。ひとりで見つけた「好き」を少しずつ伝えてみるのがおすすめです。痛みがあるなど体の変化が気になるときは、婦人科で相談してください。

まとめ

パートナーがいても、ひとりえっちをすることは珍しくありません。海外の調査では、女性はふたりのセックスとひとりの時間が「並んで増える」傾向で、それだけで関係がうまくいっていないとは言えません。

回数よりも自分が満たされているかを大切に。ひとりの時間で知った心地よさは、パートナーとのコミュニケーションにも活かせます。

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参考資料

  • Regnerus M, Price J, Gordon D. “Masturbation and Partnered Sex: Substitutes or Complements?” Archives of Sexual Behavior, 46(7), 2111–2121, 2017.
  • Fischer N, Træen B. “A Seemingly Paradoxical Relationship Between Masturbation Frequency and Sexual Satisfaction.” Archives of Sexual Behavior, 51(6), 3151–3167, 2022.
  • Rowland DL, Kolba TN, McNabney SM, Uribe D, Hevesi K. “Why and How Women Masturbate, and the Relationship to Orgasmic Response.” Journal of Sex & Marital Therapy, 46(4), 361–376, 2020.