中イキしたい人へ|挿入が気持ちよくなる4つのコツを米国3,017人調査で解説

感じ方は角度と浅さ 米国3,017人の調査でわかった4つの工夫

「挿入されても、正直よくわからない」「中イキってどうすればいいの?」。こうした相談は、決してめずらしいものではありません。

アメリカで行われた大規模な調査からは、女性が挿入を心地よくするために使っているのは、激しさや深さよりも腰の角度・浅いところ・抜かずに揺らす動き・外側の刺激との組み合わせといった、細かな調整だったことがわかっています。

この記事でわかること

  • 挿入だけでイける女性はどれくらいいるのか
  • 米国女性3,017人の調査でわかった、挿入を気持ちよくする4つのコツ
  • ふたりで試すときの進め方と、痛みがあるときの考え方

中イキできないのは少数派ではない

2015年、アメリカの18〜94歳の女性1,055人に行われた全国調査(Herbenick et al., 2018)によると、「挿入だけでオーガズムに十分」と回答したのは18.4%にとどまりました。

いっぽう、挿入中にクリトリスへの刺激が「必要」と答えた人は36.6%、「必要ではないが、あったほうが気持ちいい」と答えた人も36%いました。挿入だけで達しにくいのは、体に問題があるからではなく、むしろ多くの女性に共通する感じ方だといえます。イけない原因をもっと広く知りたい人は「オーガズムを感じにくいのはなぜ?」もあわせて読んでみてください。

挿入を気持ちよくする4つのコツ(米国3,017人調査)

2018年7月に実施された全米の確率標本調査(Hensel et al., 2021)では、18〜93歳の女性3,017人に、挿入をより心地よくするために使っている方法をたずねました。事前に行った女性への聞き取りから、4つの方法に名前をつけて整理しています。

コツ1:腰の高さや向きで当たる場所を変える(アングリング)

骨盤を少し持ち上げる、下げる、ひねるといった調整で、中のどこにふれるか、どんな感触になるかを変える方法です。87.5%の女性が使ったことがあると回答し、4つの中でもっとも多い結果でした。仰向けのときに腰の下へ枕やクッションを入れるのも、手軽なアングリングのひとつです。

コツ2:入り口付近の浅いところを楽しむ(シャローイング)

深く入れず、入り口のすぐ内側だけにふれる方法です。試したことがある人のうち83.8%が「心地よい」と答えました。さらにそのうち約40%は、浅いふれ合いのあとに続く挿入がより気持ちよく感じられた、と回答しています。

コツ3:出し入れせずに密着して揺れる(ロッキング)

奥まで入った状態をキープし、体をぴったり寄せたまま小さく揺れることで、外側にも刺激が届き続けるようにする方法です。試したことがある人の76.4%が心地よいと答えています。リズムの速さより、離れずに動くことがポイントです。

コツ4:クリトリスへの刺激を組み合わせる(ペアリング)

挿入しながら、指やアイテムで同時にクリトリスにふれる方法です。69.7%が「イキやすくなった、または気持ちよさが増した」と回答しました。自分の手でふれる人が40.0%、パートナーがふれる人が49.0%で、アイテムを使う人も一定数いました。

挿入だけで十分な女性は18.4%という調査結果と、角度・揺らす・浅く・外も一緒にの4つの工夫をまとめた図解

ふたりで試すときの進め方

ここからは、調査結果をもとにしたモアコスメ編集部の提案です。どれも「これをすれば中イキできる」という保証ではなく、自分に合う感じ方を探すためのヒントとして読んでください。

  • 最初は浅く、ゆっくり:いきなり奥を目指さず、入り口のあたりで時間をかけます。気持ちが追いつく前に進むと、かえって感じにくくなることがあります
  • クッションで角度を試す:腰の下にひとつ入れるだけで当たり方が変わります。高さを変えて、しっくりくる位置を探してみましょう
  • 慣れたら密着して揺れる:出し入れの速さより、くっついたまま小さく動くことを意識します
  • 外側の刺激は遠慮なく足す:自分で手を添えても、ふたりで使えるアイテムを取り入れてもかまいません
  • 短い言葉で伝える:「その角度がいい」「もう少し浅く」など、一言で十分です

中で感じる感覚がまだつかめない人は「オーガズムってどんな感覚?」で、イク感覚の個人差についても紹介しています。

外側の刺激を足すなら、ふたりで使えるアイテムを

ペアリングやロッキングを取り入れたいとき、手がふさがってしまうのが悩みどころ。そんなときは、挿入中も外側に振動が届くリングタイプや、摩擦をやわらげる潤滑ゼリーが役立ちます。

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調査結果を読むときに知っておきたいこと

  • 対象はアメリカの女性で、日本の女性に同じ割合が当てはまるとは限りません
  • シャローイングとロッキングの割合は「試したことがある人」の中での数字です
  • 研究者の多くは、女性の快感についての情報を発信する企業の関係者です
  • いずれも自己申告の調査で、方法の効果を比べた実験ではありません

また、角度や深さによって痛みが出る場合は無理に続けないでください。毎回痛む、出血があるといったときは性交痛の可能性もあり、婦人科で相談できます。原因の全体像は「セックスが痛いのはなぜ?」にまとめています。

よくある質問

Q. 挿入だけでイけないのはおかしいですか?

A. おかしくありません。紹介した調査では、挿入だけで十分と答えた女性は18.4%で、多くの人がクリトリスへの刺激を必要としたり、あると気持ちいいと感じたりしていました。

Q. 4つのコツはどれから試すのがいいですか?

A. 決まった順番はありません。編集部としては、体への負担が少ない「浅いところ」と「腰の角度」から始めるのがおすすめです。合う・合わないには個人差があるので、いくつか試して心地よいものを残していきましょう。

Q. 挿入中に自分で触るのは、パートナーに失礼ではありませんか?

A. 失礼なことではありません。調査でも、自分の手で同時にふれる方法を使ったことがある女性は40.0%いました。「こうすると気持ちいい」と共有することは、ふたりにとって大切な情報になります。

まとめ

  • 挿入だけでオーガズムに十分と答えた女性は18.4%。中イキしにくいのは少数派ではない
  • 多くの女性が使っていたのは、角度(87.5%)・浅く(83.8%)・揺らす(76.4%)・外も一緒に(69.7%)の4つのコツ
  • 深さや激しさより、「どこに・どの角度で」ふれるかをふたりで探すのが近道
  • 痛みや出血が続くときは無理をせず、婦人科へ相談を

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参考資料
Hensel DJ, von Hippel CD, Lapage CC, Perkins RH. Women’s techniques for making vaginal penetration more pleasurable: Results from a nationally representative study of adult women in the United States. PLoS One. 2021;16(4):e0249242.(調査は2018年7月)
Herbenick D, Fu TJ, Arter J, Sanders SA, Dodge B. Women’s Experiences With Genital Touching, Sexual Pleasure, and Orgasm: Results From a U.S. Probability Sample of Women Ages 18 to 94. J Sex Marital Ther. 2018;44(2):201-212.(調査は2015年6月)